農業の基礎

耕作放棄地が増えても新規就農者に土地がわたらない3つの理由

耕作放棄地

おーっす!オラゆかたん(@AgriBloger)だ!

日本では「耕作放棄地」の増加が農村のひとつの課題となっています。

耕作放棄地(こうさくほうきち)とは、1年以上農地として利用されておらず今後数年間も予定のない土地のことをいいます。

 

一方、これから農業をやりたいと息を巻く新規就農者たちの頭を悩ませるのが土地の確保です。

学生
学生
使われない農地が余っているなら譲っちゃえばいいのに!
ゆかたん学長
ゆかたん学長
それがうまくいかない理由があるんだよ。

土地は余っている。むしろ増えているのに、新しく農業に参入したいひとは農地を手に入れられない。こういう状況はふつうにありえます。

どうしてこういうことが起こるのか?簡単に解決することができないのは「土地」という大きな資産に理由が隠されています。

 

今日は農地取得の課題について学んでみましょう!

 

耕作放棄地とは

先ほど端的に説明しましたが「耕作放棄地」とは、

以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかも数年の間に再び耕作する考えのない土地

農林水産省より

のことをいいます。

耕作放棄地はここ20年間増加しており、農家じゃないけど土地がある・家で食べる分しか農地を使わないひとたち(自給的)の面積が増えています。

学生
学生
農業者人口は減っているし、高齢化も進んでいるもんね

 

新規就農者が農地を手に入れられないワケ

土地は大事な資産

土地を所有したことがない人間からすればあまり考えたことがないかもしれないけど、土地は立派な「資産」です。

先祖代々から受け継いできた土地もあるし、何十年もの歳月をかけて手入れしてきたわけです。なので他人にホイホイ手放すことはまずしません。

ゆかたん学長
ゆかたん学長
土地は借りるよりも買う方が大変なんだって。

 

よそ者に簡単には渡せない

土地は何年も守ってきたものです。先祖の代から農地を整備してきたのに、ちゃんと農地を利用できるかどうかわからない人間には渡りません。

新規就農者が土地を確保できないひとつの理由です。

いきなり知らないひとが自分の土地にやってきて「土地使わないなら貸してください!」って言われたら不審ですよね?

学生
学生
おまえ誰だよ、ってなるな。

 

家族や親戚・知人などコネがなければ、いきなりやってきて土地を得るのは難しいと思いますよ。

地域に根ざした人間なのか、信用に値する人間なのかは個人も法人も関係ないでしょうね。

農家に弟子入りする、知り合いを作ると後々土地の確保に役立つと思います。

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耕作放棄地はホントにいい土地か?

学生
学生
いい土地じゃないこともあるの?
ゆかたん学長
ゆかたん学長
「耕作放棄地」と名付けられてるからにはそれなりの理由があると思わん?

土地が余ったら各市町村の「農業委員会」というところで会議なり契約なりが行われるんですけど、土地の配分は既存の農家優先なんですよね。

よっぽどこの人に譲る!と土地の所有者が決めてない限り。

どちらにしろ、ちゃんと管理されたいい土地は売れるんですよ。

いいものがとれるしね。

 

一方で耕作放棄地は土地がやせていたり、水はけが極端に悪い、石が多い、畑までのアクセスが悪いなどの条件がある可能性があります。

そうなると引き取り手がいなかったりするんですよね。

学生
学生
土地があるだけマシじゃないの!?
ゆかたん学長
ゆかたん学長
土地は農業の土台だからあればいいってもんでもないよ。

そんなこんなで土地をなかなか準備できない、ってことは新規参入するひとたちにはありえることですね。

 

農地を手に入れるのは大変!

だからってあきらめることはないですけどね!

銀行や知り合いからお金を借りるのは「信用」から成り立っているわけじゃないですか。

土地も同じですよね。

新規就農にはこうやって様々なハードルがあるんですよってことを知ってください。

 

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ゆかたん農学校学長。シティ系農業ガールブロガー。 大学と農協でつちかった経験と知識を武器に、農業知識をやさしくアツく語ります。 北海道から産地直送でお届け中です。