農業

【第5弾】遺伝子組み換えのきほん よくある質問編

どーもどーもゆかたんです。

 

皆さんお待ちかね、遺伝子組み換えのきほん第5弾です。

(予想以上に伸びてしまった・・・)

 

今日はよく世間でされる遺伝子組み換えの質問をゆかたんが独断と偏見で選んで、答えていきたいと思います!

 

前回の第4弾では、デマとしてセラリーニ氏の論文についてピックアップしましたね。

コチラも要チェックですよ!▼

https://www.yucataan.com/2018/05/21/gmcrops-4/

 

過去の記事はコチラから読んでくださ〜い▼

第1弾 遺伝子組み換えの基礎編

第2弾 農業の技術編

第3弾 安全性編

 

農家は大企業にダマされている?

消費者
消費者
農家はGM種子を売る企業にダマされてるってウワサはホント?
ゆかたん
ゆかたん
結論、それは違うよー。

 

遺伝子組換え作物の種子は高価

ダマされてるんだ!って思うのは、GM種子はふつうの種子よりも高価なところにもあると思います。

 

普通の種子の30%くらい高いんですよね。

 

でも農薬の費用が抑えられていて手間も省けているっていう話をこれまでしてきました。

だから種子代を回収することは可能です。

 

遺伝子組み換え種子を提供しているのは大企業だけです。

 

有名なのはアメリカのモンサント社ですけど、ほかにもデュポンやシンジェンタ、ダウ・ケミカル、バイエルなどがあります。

 

よくモンサントはGMの最大の敵としてボロクソに言われているのをみますね。笑

「モンサントが独占してるんだー!」って叫ぶひとがいるようです。

 

ところが現実はモンサントが遺伝子組み換え業界を独占しているわけではなくて、ライバルメーカー同士拮抗(きっこう)している状況です。

 

で、この大企業たちから種子を購入するときに「農家は契約書を書かなくてはならなくて、作付けをやめたくても簡単にやめることはできない。」

というウワサがよく流れています。

 

そんな独占的なことを農家に対してすることはできませんし、農家にはちゃんと選択権があります。

 

独占しようとする企業が農家から信頼されるわけないですからね。

 

作るのをやめようと思ったらやめれるし、契約書なんかもありませんよ。

だからウソです。

 

 

大企業に搾取しているとかホラふいてる人間に言いたいんですけど、農家だってちゃんと考えて仕事してるんですよ。

 

誰かに息吹きかけられて、はいはいその通りにしますよなんて簡単にはなりません。

 

自分の経営状況に応じてどの作物を栽培するか決定し、肥料や農薬は成分や価格をみて判断しています。

 

農家はひとりひとりが社長です。

これまで自分が培った経験やノウハウを生かして日々仕事してます。

 

ダマされてるとか搾取されているっていう考え方は、農家は何も考えてないような言い方に聞こえますからね。

 

なんで大企業しか種子の供給がないの?

これは遺伝子組み換えを開発するには、経済力のある企業じゃないと現段階では難しい現状にあるからです。

 

遺伝子組み換えの品種を開発したら、安全性の試験がたくさんまってるよ!って話は第3弾の時にお話ししましたね!

 

開発から安全性を証明するまでの審査にはたくさんのコストがかかります。

 

だから必然的に経済力のない企業がふるいにかけられて、大企業がメインになっているという現状です。

 

そもそも遺伝子を組み換えるのってアリなの?

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消費者
消費者
遺伝子を組みかえることは、自然のせつりに反することではないのかな?
ゆかたん
ゆかたん
じゃあ、品種改良の歴史からさかのぼって考えてみようか。

 

品種改良は数千年前から行われていた

さかのぼること1万年前に農耕の文化は始まりました。

わたしたちの祖先がまだ狩猟や採取で食べ物を得ていた時代です。

 

始めは野生の植物の種をとって栽培していたと考えられていますが、徐々に栽培するのに適した植物を人間の手によって選んでいきました。

 

祖先は自然に植物を交配させて品種改良をしていったんですね。

 

品種改良自体は数千年前から行われていた、ということになります。

 

ちなみに、とうもろこしを栽培品種にしたのは1万年前です。笑

 

とうもろこしの元の姿は葉っぱが生い茂った超デカい雑草みたいな形で、今のとうもろこしとは似てもに似つかぬ姿なんですよ。

 

わたしたちは食べるため、そしてヒトの子孫を残すために品種改良をつづけていたということになりますね。

 

だから遺伝子組み換えも品種改良と同じです。

祖先はよくて、わたしたちは品種改良しちゃだめなんてことはないですよね。

 

高度な技術で品種改良を効率的にできるようになった、ということだけですよ。

 

違う生物の遺伝子を組み込むことは許されるのか

実は人間が意図的に品種改良しなくても、自然界では生物同士で遺伝子の入れ替えは常に行われています。

 

子孫を残すために遺伝子が変わるということは自然界では当たり前のことなんです。

 

昆虫が菌類の遺伝子を取り入れたりとかね。

遺伝子組み換えはこれを応用した形になります。

 

だから遺伝子組み換えが自然の摂理に反することはないです。

自然交配で品種改良しても、遺伝子組み換えで品種改良しても、「品種改良」にちがいはありません。

 

遺伝子の移動があったからこうして生物は進化を遂げています。

 

人間だってそうです。

わたしたちもほかの生物(虫とか)と共通の遺伝子をもっているんですよ?

 

遺伝子が移動したところで変な生物が生まれたりすることはありませんからね。笑

植物に菌の遺伝子が取り入れられても植物はカビに変異したりすることはないです!

 

詳しく知りたい人は遺伝学を勉強してください。

 

遺伝子組み換えは農薬の使用量がふえる?

これは第2弾の記事を読んだ人はわかると思うんですけど、農薬の使用量を減らすために品種改良しているわけで農薬の使用量が増えたなんて事実はありませんね。

 

そして、収量が増えたという事実も明らかなんです。

そもそもこれが違ったらここまで普及してませんから。種子代回収できないでしょ。

 

https://www.yucataan.com/2018/05/19/gmcrops-2/

 

遺伝子組み換えの皮下注射写真はホント?

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この記事シリーズのアイキャッチ画像がそうですけどwww

 

とうもろこしとかトマトとか動物に注射がさされていて、それが遺伝子組み換えの象徴みたいな写真が出回っています。

 

ただのプロパガンダ的表現なので全くのウソです。ってさすがにわかるかw

 

よくよく考えてほしいんですけど、実がなって収穫されたとうもろこしに注射して何になるの?って感じしません?

そこからとうもろこしが変化するんですかねwwww

 

遺伝子組み換えはアグロバクテリウム法などで開発されています。

消費者
消費者
じゃあなんでアイキャッチに使ってるの?
ゆかたん
ゆかたん
デザインだよ!きにするな!

 

よくある質問コーナーでした

よくある質問はデマであったり、世の中にはよくわからないウワサが流れているもんです。

今日のまとめだよ。

まとめ
  1. 農家が種子メーカーにダマされてることはない。農家にはちゃんと選択権がある。
  2. 遺伝子組み換えの開発は経済力のある企業でないと現状厳しい。
  3. 品種改良自体は数千年前から行われてきた。
  4. 遺伝子の入れかえで生物は進化してきた。だから遺伝子組み換えが自然のせつりに反することはない。
  5. 皮下注射写真のようなことは行われていない。

 

日本では商業栽培することができないから現場の声が聞きづらいってのはありますよね。

でも、ちゃんと情報は選んでくださいね。

 

これからもっと技術が発展して、北海道の農家がつくるってなったら面白いと思うんだけどなー!まだまだ理解されるのは先なのかな。

 

今日はここまで~したっけね~。

最終回第6弾は「遺伝子組み換えのデメリット」について説明しますよ〜!!!

https://www.yucataan.com/2018/05/24/gmcrops-6/