読書

人生をかけて推薦できる小説がある。「図書館の魔女」レビュー

図書館の魔女

ゆかたん(@AgriBloger)です。

ここ数年でもっともおもしろいと断言できる小説を見つけました。

メディアで大々的に取り上げられることもなく、映像化もされておらず、口コミだけでその人気が伝わった本があります。

 

図書館の魔女 高田大介

 

おもしろすぎてこれは普及させたい、と思ったわたしはこの本をブログで紹介しようと半年間あたためてきました。

ですが、わたしの語彙力ではうまく表現できないのです。言葉を知らなすぎる。

読んだひとにしかわからない世界が広がっています。

 

生半可な言葉で届けることは絶対にしたくない、そう悩んだ末に細かく説明することはやめました。(諦めたに近い)

シンプルに、興味をもったら読んでほしい。

おもしろさは保証します。

わたしが人生をかけてすすめることのできる本です。

 

図書館の魔女とは

メフィスト賞を受賞した作品でもあるんですが、参考に関係者の感想を▼

図書館の魔女特設サイトより引用

何も大げさに書いているというわけではないんですよね。
「すごい・・・」って言葉しか出てこない。

あらすじ

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。

簡単にまとめると、図書館に暮らすマツリカは数カ国の言語に明るく、膨大な量の言葉を内に持っています。

ですが彼女は口がきけないんです。なのでコミュニケーションの手段は「手話」なんですが、その通訳としてキリヒトが任命されて図書館での任務がはじまるけれど・・・といった歴史小説。

 

フィクションですが、時代は中世東ローマ帝国があった場所が舞台です。各国が近隣諸国に侵略したり、政治的な策略が渦巻く時代。

そこで繰り広げられる権謀術数を「言葉」を操ってパズルのように解いていくやりとりに興奮が止まりません。

 

この本を手にとるべきひと

この本のテーマは「言葉」。

「言葉」という生き物が好きなひとに読んでもらいたい。

言葉の美しさやおもしろさ、むずかしさを知っている人間なら間違いなくハマるでしょう。

作者は言語学者で、数多の言葉が飛び出してくるんですが「わたしたちはこんなに日本語を知らなかったのか」と思い知らされます。

 

ジャンルはファンタジー、だけどファンタジーじゃない。魔法の類は一切ありません。ファンタジーが苦手なひとも読めますよ。

続編で「図書館の魔女 烏の伝言」も刊行されているんですが、どちらから読んでも大丈夫。

 

この世界に出会えてわたしは本当に良かったと思っています。

言葉の密度がすごい、こんな小説を読むことは生きている内には2度と叶わないでしょう。

 

一緒にこっちの世界に来ませんか?

なんども言いますが、おもしろさは保証します。

もしあなたもハマったら一緒に普及させましょう。では。

 

ABOUT ME
ゆかたん
ゆかたん
ゆかたん農学校学長。シティ系農業ガールブロガー。 大学と農協でつちかった経験と知識を武器に、農業知識をやさしくアツく語ります。 北海道から産地直送でお届け中です。