「鶏のから揚げかな?これは」と勘違いするほどのおいしいタコザンギに出会ったのは今年の夏・・・
そう、これは増毛町のタコザンギのおいしさについて2時間語るブログです。
カラッと揚げられたタコ、噛むたびジューシーで鶏肉のようなやわらかさのタコ、味がしっかり染み込んだタコ。
ひとは本当においしいものに出会うと「・・・え?」みたいな反応になります。それです。
なのでタコがお好きな方はもう読まなくていいので、次の休みにでも増毛町に行ってください。ご拝読ありがとうございました。
もうちょっとお付き合いいただける方はタコザンギ以外もことも書いたので、読んでいってください。せっかくなんで。
増毛町はお仕事の寄り道したのがきっかけで、今回観光で行ってみることに。
張り切ってタコザンギを食べに行きました。
増毛町はひとことでいうと「海がきれいで、果物がおいしくて漁業が盛んで、札幌から意外と2時間半で行ける距離で、町並みが風情あってたのしい〜〜〜」に尽きます。
あたま悪そうな感想ですね。
ただ、ひとことが5ことになるくらい「案外知られてない?見どころが多い町」でした。(うまいことまとめる)
増毛でのんびり町歩き
増毛(ましけ)町ってどこ
増毛は北海道で言うと道北、留萌管内、ひだりの方、海沿いにあります。
札幌から2時間ちょっとで着くので思ったより遠くない。
ドライブ中の海がほんときれいなので全然飽きないし。
「北海道の左端走ってるぜ〜〜〜!!!」感がたまりません。
でも途中からほとんどトンネルなんじゃないかってくらいトンネルが長い。
駅前通りを歩いてみた
まずは、2016年に廃線になった留萌線旧増毛駅へ。
ここは終点駅で線路で写真が撮れます。フウ!



増毛駅の中に入ると休憩所みたいになってました。

改装されたおしゃれな休憩所とお土屋さんが入っていて、タコザンギはそこで食べれます。町内のタコザンギマップもあるから、飲食店で食べるのもいいかも。
いや、何度食べても「鶏のから揚げか!」ってつっこんでる。
増毛の海に生まれてきてくれた全オクトパスにありがとうを捧げよう・・・
500円でしあわせが買えるよ、安いからみんな食べようね。

目的は果たされたんですが、町歩きしようということに。
増毛町、町歩きできるってすごいじゃん。北海道の田舎まず散策とかムリじゃん。
ま、ひとっこひとり歩いてないけど。
観光の醍醐味って町歩きにあるんですよね。・・・いま考えたんですけど。



カクカクしてかわいらしい「増毛灯台」が駅から見えたので歩いて行ってみることに。
増毛が一望できて、海が穏やかできれい!ここ好き!穴場スポット見つけた気分。



戻って、揚げたてのかまぼこを食べるべく歩き進めます。
町並みに風情があってたのしい。
歴史ある建物がよく残されていて、中は資料館になっていたり。
元陣屋や旧商家丸一本間家なんかはたのしめそうです。今回は割愛。



例のかまぼこ。
頼んだらその場でおばちゃんが揚げてくれるや〜つ。
わたしの中でたぶん2番目に好きな言葉「食べ歩き」が増毛ではできます。ちなみに1位は「激辛」です、覚えておいてください。
おっきくて食べ応えしかない。えびがおいしかったな!わたしタコ食べたけど。
これでお腹いっぱいになった!不覚!

食べ歩いてたら日本最北端の酒蔵、国稀酒造さんを発見〜!
試飲できるそうですが、ドライバーだし日本酒飲めないしであきらめた。
あと、時間がない。
ので、代わりにノンアルコールの日本酒、天然ウォーターを飲みました。
ここの湧き水は持って帰れるみたいです。
お酒飲めなくても入れるよ、もちろん。



駅前通りの裏は海がすぐそこで、おしゃべりしながらお散歩。
ザ・平和〜〜〜。こういうのがしたかった〜。


のどかでいい場所だな〜と歩いていたら大きな資料館発見!無料で見れるらしい。
ニシン漁の船が置いてありました。でかっ!!!これどうやって作るんだろう・・・




当時の写真も残されていて、それはそれは過酷さが伝わりました。
背負子もあったので背負ってみたよ。
これは、猫背が矯正されるやつ・・・肩紐食い込みまくり。重いよ。

あってんのこれ?www
当時のひとはたくましいよね、ほんと。
写真はふわふわのニシン、これが生魚になれば一瞬で肩やられそう。
ここ、ひとが1人もいなくて、大丈夫?笑って感じでした。
てか、時間がない。
ほんとはもっと元陣屋の歴史資料見たり、のんびりしたかったけど11月もう日暮れが早くて時間がない・・・!
石狩のカフェで夕日を見たいので退散。
夕日間に合わなかったので帰りの車で拝みましたー。スピッツの「みなと」を流してたらウッ・・・っと泣きそうになった。
ちなみにお目当てのカフェは休みだったよー!!ヒョエ〜〜〜!!!
増毛町ってどうしてこんな町並みなの
増毛町はひとびとの髪がふさふさになるようにと名付けられたわけではありません。
アイヌ語で「カモメが多いところ」の「マシュケ」が転じられたのだとか。
幕末にロシアの北方警備の地としての歴史を持ち、明治期にはニシン漁で栄えた町です。
貨物輸送の拠点になり、鉄道も整備された。いかに栄えていたかは駅前通りにある建物を見ていれば想像がつきます。
鰊御殿が建てられたってんだから相当ですな。
北海道でこんだけ歴史的な建物が残っていることって少なく、貴重ですよね。
最近、北海道ってどんな歴史を辿って、栄えてきたのかに興味が湧いていて。
北海道こんだけ広いと町ごとで歴史が全然違うからおもしろいのですよ・・・
ニシン漁の船や使っていた道具類を見たときは感動しました。
だって、当時のひとの生きる覚悟ってすごいなと。
男も女もニシン漁や農業で肉体労働、冬は極寒で生きるか死ぬか(相当亡くなったらしい)、それでもその町で生きてくっていう。
それでこうして今があるんだから、ありがたいですよ、ね・・・ペラッペラの感想しか出てこないけども。
増毛はまた行きたくなる町でした

増毛町、純粋にたのしかった!なんならはしゃいでた。
「海きれい」「タコ」「タコ」「タコ」「なんで今まで知らなかったんだろう」って感じで。
もうすこしゆっくりしたかったなあ。
見るところはもっとあるけど、秋の1日ではまわりきれないですねえ。
他にどんなところがあるか知りたい方は、町のHPをご覧くださいな。
今度はさくらんぼと甘エビの季節に行きたい。春にね。日長の夏もいい。
1日簡単にまわっただけでも見どころ多いなあという感じなのにひとがいなくて・・・
まあ平日行ったってのもあるし、季節的には終わりの方だったけど。
もうちょっと評価されてもいいんじゃないでしょうかね!!!
遠そうに思えて案外そうでもないので、また行こうと思います。では。
p.s.
火曜日に行ったら行きたかったお店がことごとく定休日だったので、火曜日だけはまじでおすすめしません。火曜日だけは死にます。
p.s.のくせにいちばん主張でかいな。