ども、カメラ女子ゆかたん(@AgriBloger)です。
フィルムカメラを何にしようかお悩みのあなたに今日はわたしが使用しているフィルムカメラを紹介します!
Nikon new fm2 です。
完全マニュアルカメラで、自動(オート)でやってくれる機能はひとつもありません!w
一見不便そうではあるんですけど、このカメラのよさはカメラの基礎を学ぶにはもってこいってとこです。
普段の撮影はオート(自動)ですか?カメラにお任せのひとって多いと思います。
でも、ある程度慣れてくると物足りなくなってきますよね?笑
オートって良くも悪くもふつうの写真で、のっぺりしてます。スマホで撮った写真みたいじゃないですか?
このカメラが使いこなせるなら自分の思うままにカメラをあやつり、撮影することができます。オートでおまかせは卒業できますよ!確実に。
フィルムをはじめたい、もっとカメラの勉強をしたいという人に向いているカメラです!!!
今日のコンテンツ
Nikon new fm2 ってどんなカメラ?
2001年で生産終了しているマニュアルのフィルムカメラです。みなさんご存知ニコンです。
カメラのボディー

カメラのボディーはゴツいです。色はシルバーと黒がありますね。
最初は重いなって感じたんですけど、性能のいい一眼レフやミラーレス(フルサイズとか)とそんな変わんないと気づきました。
軽さを求める方には向いていないですね。
※fm2という機種もあるのですが、new fm2との見分け方はシリアルナンバーに「N」がついてるかついていないかです。
露出の設定

完全マニュアルカメラとさっき言いましたが、オートフォーカス(自動でピントを合わせてくれること)すらないです。露出も手動。
だから撮影するときは、露出をひとつひとつ設定していきます。
- シャッタースピード
- 絞り(ぼかし)の値
- ピントの調整
これらを一回一回ダイヤルを回さないとダメなんです!!!
(ISO感度はフィルムなのでダイヤルを設定すれば固定なのでオッケー)
露出が設定できるようになるためには多少の知識は必須で、その上で撮影すると実際にどんな写真が撮れるのかがわかります。
現像してはじめて、ぼかしすぎたな〜(絞り)とか明るすぎた(露出オーバー)、とかブレてしまった(シャッタースピード)っていうのが写真によってフィードバックされます。笑


あのときこういう設定したからダメだったんだっていうのがわかるのはフィルムならではです。
デジタルならデータで残りますけど、何枚も撮ってたらよくわかんなくなるじゃないですか。記憶が薄くなるというか。
フィルムだと、次こういう被写体を撮るときは設定をこうしよう!っていう学びになるんです。
決して安くはないフィルムなので、一枚一枚を考えて撮影するようになりますよ。
昔、カメラを学ぶ学生の入門機として使われていたみたいです。たしかにこれが使えればもう露出の設定は怖くない。
露出計の有無
露出は全て自分で設定するカメラですが、安心してください、露出計はついてますよ!!
そのときの設定でちゃんと写真が撮れるのか?は大まかにわかります。
○が適正露出
+○が1段オーバー、−○が1段アンダー
+が2段以上オーバー、−が2段以上アンダー
オーバーになったら明るすぎ!白とびする可能性あり。
アンダーは暗くなる!黒つぶれする可能性あり。ってことです。
ちょっと雑な写真なんですが、こんな感じに見えます▼

これなかったら初心者は死にますねw 露出計のおかげで撮影できてます。
露出計は電池で動きます。
というか露出計にしか電池を使わないので、電池なしでもカメラ自体は動くという。
アウトドアにもいいと聞きました。寒い冬に使ってもへっちゃらだとか。
カメラの入手経路と価格
もう生産終了しているので、中古がほとんどです。
わたしはメルカリで中古を購入しました。
メルカリでよくカメラの巡回をしてるんですが、結構いいものが出回ってることがあるんですよね。
新品も見かけますし。お手頃価格のカメラも多いんですよ!
メルカリは状態がちゃんと写真で確認できるし、出品者さんともやりとりできるのが安心できるポイントですよね。
フィルムはほとんどが中古になるので、購入を検討している場合はまずメルカリをチェックすることをおすすめします!
メルカリの公式サイトはコチラ▼
価格帯はボディだけだったら3万円〜買えるかと。状態にもよりますが。
流通量がわりと多かったカメラなのでそんなに価格は高くないんですよね!
ただじわじわ人気が出ているカメラではあるので、相場は高くなっていくことも考えられるので気になるならお早めに。
あとは、ヤフオクでもたまに出品されてるのを見かけます。
レンズはこれを使おう!
NIKKOR 50㎜1.4D
なにを言おう、ニッコールレンズじゃよ。
単焦点の50㎜です。「単焦点」っていうのは、焦点距離が決まっていてズームができません。(ズームができるレンズは「ズームレンズ」という)
単焦点はよくボケるのが特徴ですね。レンズは明るい(少々暗くても明るく撮れる=たくさん光を吸収できる)ものが多いです。
明るい=開放値が小さいということです。(開放は絞りをいちばん小さい値にすること)
このレンズの1.4というのは開放値のことですね。
単焦点は自分が動かないといけないから構図の勉強にもなりますよ。
写りはなかなかシャープです。そしてクラシカルな雰囲気の写真が撮影できます。

あとはボケが・・・ボケが最高なんじゃあ!(これがいちばん)
玉ボケ(ボケの形)が丸ボケと7角形のカクカクしたやつになります。

ただちょっと注意点もあります。
フォーカスリング(ピント合わせ)が軽すぎてズレやすい。
ピントは調整やすいんですけど、現像したら予想以上にズレてたりします。息止めて脇しめれば大丈夫かな。
現像したらいろいろブレてた写真。

このレンズの良さに気づいたら君も「レンズ沼」にハマること間違いなし!!!(ハマった人)
フィルムで露出マスターに!

撮ってみたらわかると思うんですけど、フィルムの良さってその時の温度や湿度とか空気感まで閉じ込められるところにあると思います。
現像したときのワクワクとドキドキ、うまく撮れた、全然ダメだった。一喜一憂するのもたのしいし、次はもっとうまく撮る!って思える。
そうやってカメラがうまくなれるのがフィルムの醍醐味ですね。
そんなカメラで撮影したわたしのインスタグラムもよろしく(宣伝)
露出マスターになるならぜひ!ニコンnew fmシリーズ使ってみてください。
したっけね!
はじめてのカメラを選ぶ基準を解説しました▼

初心者がいつまでたっても写真がうまくならない原因を究明した▼
https://www.yucataan.com/cameratech/