札幌市民から観光客にひとつ申したい。
初めて札幌に来た観光客の皆さんは9割近くの人が札幌時計台に行くんじゃないでしょうか?
北海道を象徴する観光地であるとともに、日本3大がっかりスポットとしても有名になりつつあります・・・不名誉w
それは時計台はビル群の中にあるからですね・・・笑
自然の中にあると思っていた観光客には申し訳ないですが、札幌の都心ど真ん中にあるのでイメージとかけ離れてしまうんですよね。笑
正直、札幌市民もなぜ観光スポットになったのか不思議だけど。
市民はあれが何の建物かわかっていないのも事実。笑
国指定重要文化財であるからには価値ある建造物であることは間違いありませんね!
観光客のみなさんは「外観の写真撮るだけでいい?」なんて思わないでほしいんです。
北海道の農業は130年前ここから始まりました。
北海道の発展と農業の歴史がこの建物にはつまっています。
だからこそ訪れてほしい観光スポットなんです。
今日のコンテンツ
北海道に歴史的建造物は貴重?
歴史の授業でも習ったとおり、北海道はアイヌ民族の暮らす蝦夷(エゾ)地と呼ばれていました。
北海道として開拓されたのは明治時代に入ってから。
先住民族のアイヌは自然と共生する民族でした。
北海道には本州でみられるような、明治以前からある建物や神社仏閣なんてそもそもありません。
北海道でみられる歴史的建造物は明治以降に建てられたものです。
アイヌ文化から現代北海道の文化と移り変わっていった歴史を感じながら、数少ない歴史的建造物をひとつひとつ楽しんでほしいんです。
北海道の農業は130年前ここからはじまった

未開の地に人が生活し、土地が発展していくには何が一番大切だと思いますか??
農業です。
農業ですね。
農業なくして発展などありえない。(しつこい)
北海道の開拓は札幌時計台のあったあの場所、「札幌農学校」から始まっていくこととなります。
北海道の開拓の指導者を教育するためですねー。
あの有名なクラーク博士の名言「Boys be anbitious!」は札幌農学校で生まれました。
札幌時計台は札幌農学校の敷地内にあった建物。
旧札幌農学校の演武場(入学式・卒業式や兵式訓練)として建てられたものなんですね。
時計台の館内は札幌農学校の歴史を学ぶことができるのでぜひ中に入ってみましょう!
パネル展示がたくさんあって、楽しめますよ!
札幌農学校は多数の著名人を輩出した学校だった

札幌農学校は北海道大学の前身と言われています。
実は、多数の著名人を輩出しているんですよ!
- ・新渡戸稲造
旧5千円札の人。教育家・思想家。農学・農業経済学の研究も行っていた。
・有島武郎
小作家。実は農学者を志していた。
・宮部金吾
植物学者。札幌市名誉市民。
とかね!もうたくさんいるんですよ。
卒業生は北海道の開拓に及ばず、日本各地で教育にも貢献している者たちばかり。
札幌農学校がただの時計台として建てられたわけではないと理解が深まります。(札幌農学校すげえじゃん!って市民感動)
志高く農学を学んでいた者ばかりなので、農業関係者は絶対行った方がいい場所ですね。
時計台観光は鐘がなるタイミングに行こう
時計台は今でも現役。週に2回巻き上げられています。
せっかくなら時計台の鐘が鳴るタイミングに観に行きませんか?
鐘が鳴るのは〇〇時ちょうど。(時間の数字が大きいほど鳴る数が多いよ)
その数分前から館内ではアナウンスしてくれます。館内の職員による説明も受けられるのでおすすめ!
ちなみに中でクラークさんと一緒に写真が撮れます。
定番!札幌農学校のおすすめ土産

北海道のお土産の定番「札幌農学校」。
北海道の洋菓子店「きのとや」のミルククッキーですね!
意外って言ったら失礼だけど、素朴な味でめっちゃ美味しいからぜひ食べてみてください。
空港にもどこでも売ってるよ。
2018年時計台は観光できなくなる?!
ハイ、残念なお知らせです。
今年2018年は外壁塗装のぬりかえなどにより観光できなくなります。チーン。
塗り替えだから外観も見れないからね!
期間は2018年 6月1日~10月31日 まで休館!
今年はメインシーズンほとんど見れないから要注意だよ。
札幌時計台はがっかりスポットではない!
北海道はここから始まったんだと分かってもらえば、がっかりスポットだとは思えないですよね・・・
行けば北海道開拓の先駆者たちの歴史と熱意が伝わるはず!
もし時計台観光に行ったら札幌市民にドヤ顔で説明してやってください。
んじゃしたっけね!