農業

【農家直伝】美味しいアスパラのたった1つの見分け方

どうもー農業女子ブロガーゆかたん(@AgriBloger)です。

北海道ではGWあたりから農作業本格化ってところが多いんですが、まず最初にとれる北海道の野菜といえば・・・!

 

アスパラですね!!!

そしてアスパラといえば北海道ですよね!!!

 

アスパラってスーパーで買うとハズレがあたったりしませんか?

どうせ買うなら美味しいものを選びたいですよね。

 

美味しいアスパラを見分けるには、美味しい品種を選びましょう。

 

見た目だけで美味しい品種の系統を見分けることができます!

農協職員時代に学んだ見分け方を伝授します。必見!

 

グリーンアスパラにも種類の違いがある

アスパラをスーパーで見かけたとき大体は、

〇〇産 アスパラ って表示されているだけだと思うんです。

 

でも、アスパラにだって品種があります。

品種っていうのは、じゃがいもで言えば男爵・メークイン・インカのめざめとかね。

同じようにアスパラにも品種がたーくさんあります。

 

各品種ごとに個性があって、農家さんがその個性を見極めて自分に合う品種を選んで栽培しているわけです。

でも、販売されるときはその品種は全部ごっちゃになって販売されているんですね。

味は品種ごとでそんなに変わんないから。

 

美味しいアスパラの系統の見分け方

先ほど品種ごとでも味は変わらないといいました。

でも、やっぱり微妙な違いってあるんです。

品種ってさっきから言ってましたけど、品種名までは気にしなくていいいです笑

 

スーパーで並んでる時点でそんなんわかんないんでね。

だから、で見分けましょう!

 

ほんとは品種というか系統というのが正しいですね。人間でいう「一族」みたいな感じです。

 

穂先が紫色のものは美味しい品種

穂先の色を見ましょう。

実はですね、グリーンアスパラはざっくり白系と紫系で分かれています。

 

アスパラ全体が紫色の”紫アスパラ”はまた別です。

グリーンの中でも白色と紫っぽいものに分かれているんですよ!

 

食べ比べすると意外とわかるんですけど、間違いなく白系より紫系の方が美味しいですね。

 

紫系の方が味が濃いです!!!そしてアントシアニンが豊富~!

だいたい農家さんは紫系の方が美味しいっていう方が多いです。

 

白系と紫系の見分け方

穂先が紫って普通じゃない?じゃあ白系ってなんやねん、と。

穂先が白いなんてことあるかいな。って思ってるかもしれないですけど、色は全然違いますよ。

慣れれば一発で見分けられます(経験談)。

 

白系グリーンアスパラ

f:id:yucataanction:20180427120759j:plain

今市場に回っているのも白系が多いんじゃないかと思います。

全体的にちょっと白っぽいですよね?

とにかく穂先の色素が薄いってことを覚えておきましょう。

 

紫系グリーンアスパラ

f:id:yucataanction:20180427120949j:plain

どうでしょうか?え、わかんない?笑

写真はわかりやすいものを選んでみたんですけど!

 

穂先が紫色ですね。美味しいのはこっちです。

売り場で見たら、できるだけ穂先の色が紫に近いものを頭に入れておいてください。

 

この2種は系統が違う。つまり、品種が違うんです。

わたしたちは、これらを白系と紫系と呼んでいるのです。

 

紫系は減っている?

紫系の品種の流通量は減ってきています。

品種改良がなされていて、今は白系の品種が主流になりつつあるんです。

アスパラっていうのは、だいたい10年くらいは収穫できるものなんですね。

 

だから、継続して紫系を作りたいけど苗がない、と嘆く農家もいます。

紫系のアスパラ食べれたらラッキーって思ってください!

 

スーパーで選ぶアスパラの基準その他

他にアスパラを選ぶ基準っていうのは、ふつうと変わらないです。

・できるだけ太いもの

・穂がしまっているもの(あまり開いているのは美味しくない)

・みずみずしいもの(切り口が変色していない)

 

ちなみに、曲がっているものもたまにありますけど、味に違いはないです。

アスパラって曲がるものなんですよ。土の中からでてくるんだからね。

農家は消費者のためにまっすぐなアスパラを選果して出荷しているんです。

 

春の野菜アスパラを食べよう!

白系と紫系の違いは分かりましたか?

穂先が紫だと傷んでるんじゃないか?って勘違いする人も最近多いみたいですけど、こうやって違いがわかれば野菜って面白いですよね。

 

さあ、さっそくスーパーに足を運んでみましょう!

食べ比べしてみるのもおすすめです。

したっけね!